深夜チャットをしていたら、トゥーさんが小説を読み、感動した。

その小説とは中学二年生の嗣永桃子ちゃんをモデルにした女の子と同じクラスの幼馴染の少年との恋愛小説なのだがクライマックスが世界の中心で愛を叫ぶみたいな終わり方であった。

そこで思ったことは私自身は恋人ではないが鉄道を通じて仲のよかった連れが紀州路快速デビューと同時に他界したということがあった。

彼はそれ以前に和歌山から223系が走ることをすごく心待ちにしていた。

なぜならば彼は223系が大好きであったからである。
しかも223系2500番台という新形式も注目していただろう。

それなのにどうして急にという気持ちが当時あった。

しかし私はその時から、紀州路快速は彼の魂が入った列車という事に気づいた。

それは彼があれほど愛した223系をしようした列車であり、彼の生まれ育った和歌山発の列車だからである。